Tuesday, March 21, 2006

ワールドインウェールズ、6週目は平静を装いつつ、終了

こんにちは。カーディフも少しずつ春めいてきました。日本は桜の開花情報が飛び交う時期でしょうか。

さて、我らがなんちゃって新聞『ワールドインウェールズ』も6週目を終え、次が終わればイースター休暇です☆
本日のスプラッシュ(一面記事)はフランスの労働組合&学生のデモです。そして、担当者は、、、私でしたー。鳥インフルエンザに続いて、これでスプラッシュを2つ目担当しました!(お母さん、やったわー)。でもこれは締め切り時刻の時点でとてもタイムリーな話題だったことと、担当者が(仮)病で執筆を放棄したから、急遽私が担当を命じられただけなんですね。ということで私の実力ではありません、念のため。

ちなみに、本日はあらかじめ分かっていた欠員ジョン(ノルウェー)とピーター(アイルランド)に加え、なぜかニーナ(デンマーク)とジェレミー(南ア)も休み。ジェレミーは今週の執筆を完全放棄(大人げない)、その埋め合わせをすると言って記事を4つも抱えていたニーナは本日は「病気」でコメント記事だけ提出(やってくれるよ)。そしてチーフエディター・エイミー(中国)の困惑顔。チームワークなんだから後先のことを考えるべきだったよねぇ、という言葉を飲み込み(そして自分にも言い聞かせ)、私はエイミーの期待に答えようと思いました。ということで、平静をよそおい、仏デモの大きな記事に取りかかることに。

三時半までは、アメリカのイラク侵略の三周年記念という記事がスプラッシュになる予定でしたが、「これってニュースじゃなくない? 文字通り“new”な出来事が何も起こってなくない?」と言ってみると(記事の速報性は成績評価の対象のひとつ)、ニュースエディター・ファビアナ(伊)も同意見。確かにブッシュ大統領が「Situation (in Iraq) has improved」と言っていたのは笑えるネタくらいにはなるかもしれないけど。そうこうしているうちに、仏労組が「本日の午後5時(ロンドンでは4時)にゼネラルストライキをするか最後通告する」と言ったり、仏文部大臣が「午後4時に学生と話し合う場を設けるから早まるな」などなど動き始めたので、ファビアナがこっちをスプラッシュにすると決めたという経緯です。

朝からがんばるといいこともあるもんだと思って、そそくさとお茶をしに逃げる。ファビアナとカフェテリアに消えるも束の間、ビクトリア(英)が飛んできて「スプラッシュ記事にするには文字数が足りないから至急戻れ」とのこと。あらー、やっぱり何でも楽にはいかないものですねぇ。レイアウト画面を覗くと確かに貧弱。「あと150 wordsは足してねー」とメリーナ(キプロス)。ということで、気を取り直して頑張る。余談ですが、メリーナはいつも明るく穏やかで本当に感心してしまう。「That's OK, Don't worry」とよく口にする。ちなみに、ギリシャ語で「ハララー!」というのが「リラーックス!」という意味だそうです。

ということで、何を足そうかと考えていると、ファビアナが「Mari, I will help you」の助け舟。そうだ、ファビアナはフランス語が得意だったんだー。ちなみに彼女はスペイン語もポルトガル語も範疇内。ということで、後は、情報源をほぼフランスの新聞と通信社に絞り、まだ英語に訳されていない正に最新情報を追加して、ぎりぎり六時に終了。記事はもちろん「By Mari Higurashi & Fabiana Giudici」の連名にしました。ということで、私はいつも皆さんに助けられておりまーす(^^)

ふと思いましたが、世界から頼られている日本発の情報源ってどこでしょうか。日経? 共同通信? 独自の情報源を持っている国は強いし、頼りがいがあると思います。情報源をどこかの一国に頼っていてはいけません。

ということで、本日は私が優秀組と一目置いていたニーナとジェレミーの責任感のなさと自分勝手さに失望&感心しつつも、私がスプラッシュを書けたので、まぁいいじゃんという感じ。というか、ある意味「棚からぼた餅」でした。明日会ったら「Thanks a lot!」といって差し上げようかと思います。でもスプラッシュ記事が書けたのは素直に嬉しいから、嫌味じゃないですよね? いやー、思いっきり嫌味です、もちろん 笑。というのは日本的な発想でーす 笑笑。

来週はイースター前なので旅行特集(Travel extra!)でちょっと盛りだくさんとなります。スタッフの記事を集めれば世界旅行ができるかも!? ということでお楽しみに! 私は鎌倉について書きたいなーと思っております。

それでは明日もがんばりましょう。
天気もよくなってきたカーディフより